四国旅行 (二)

第2日目。

ホテルをチェックアウトして、小豆島観光へ。レンタカーを借りていないので公共の交通機関で移動します。使うのは島内のほぼ全域をカバーする路線バスの小豆島オリーブバスです。昨日降り立った土庄港のバス乗り場から乗ります。

向かったのは、小豆島オリーブ公園です。

実は小豆島は、日本のオリーブ栽培の発祥の地なんです。小豆島オリーブ公園の解説にはこうあります。

 小豆島に初めてオリーブがやってきたのは明治41年。当時の農商務省が三重、鹿児島、香川の三県で、アメリカから輸入した苗木を使って試作を行ったのが始まりです。
 他の地域が木の成長に伸び悩み栽培を断念する中、小豆島の西村地区に植えたオリーブだけが順調に育ち、大正の初めには搾油が出来るほど実をつけるまでになりました。
 オリーブは地中海地方が原産とされ、比較的乾燥に強いことから、スペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています。穏やかな地中海性気候に恵まれた小豆島の風土は、オリーブ栽培に適していたのでしょう。

 もちろん、日本初の試みは試行錯誤の繰り返しでした。日本にしか生息しないオリーブアナアキゾウムシの被害にも悩まされ続けてきましたが、栽培管理を担った地元農家のたゆまぬ努力の積み重ねが、栽培の成功へとつながったのです。

 その後、一般の農家でも栽培されるようになり、栽培面積は徐々に広がっていきました。

オリーブ公園を入ってすぐにあるメインの建物がオリーブ記念館です。
建物に入るとオリーブの女神アテナ像がどぉ~んと立っています。

館内には、オリーブの歴史や産業、オリーブオイルの特質などを説明する資料の展示があります。オリーブやハーブのグッズやお土産を売っている売店もあります。また、多くの人が思わず買って食べてしまうオリーブソフトクリームも売っています。もちろん食べました(笑)。オリーブオイルが入ってるわけではなく、オリーブ葉の粉末がクリームに入っているようです。甘さ控えめのバニラ味にほんのりオリーブの香りという感じでした。

記念を出て見晴らしの良いところから見る眺めは、ちょっと日本とは思えない感じで、もしかしたらオリーブの本場の地中海!? という雰囲気でしょうか。

公園内には名物のギリシャ風車があります。これは小豆島と姉妹島提携を結ぶギリシャ・ミロス島との友好の証として1992(平成4)年に建設されたものです。これもまた、日本にいるとは思えない雰囲気です。そして本当に青い空。写真を撮っていても気持ちいです。
風車の周りにあるオリーブの木には実がなっていました。オリーブの収穫は9月下旬のようです。

小豆島観光はこれで終了です。土庄港に戻りフェリーで高松に戻ります。

翌日は高松駅そばからレンタカーを借りる予定なので、高松駅に近いホテル川六エルステージ高松がこの日の宿泊場所です。

この日のみ夕食をホテル外で食べるので、高松駅付近のアーケードに出かけました。

ここで驚いたのが、このアーケードの立派なことです。天井も綺麗で入っているお店もさまざまで、表参道や六本木に店を構える高級ブランドの路面店もありびっくりしました。

後から調べて分かったのですが、ここは日本一長いアーケード街らしく、個性あふれる8つの商店街アーケードの総延長は2.7km、小売店や飲食店が約1000店舗が軒を連ねているといことでした。高松駅、恐れ入りました。

さて、この日の夕食に入ったお店はこちら、とり料理かど弦です。

美味しそうな鶏料理のメニューに惹かれて入ったのですが、これが大正解でした。鶏料理のお店だけあって若鶏の唐揚や若鶏ももの鉄板焼きなど、どれも美味しいんです。
私が特に気に入ったのは石焼とり丼ぶりです。ご飯・玉子・鶏肉を混ぜて石焼で食べる、これは絶品でした。
夕食、大満足でした。このお店、東京に是非出店して欲しいです。(第2日目終)

東京思考

日常の出来事や、気ままに撮った写真など。

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