旧東京音楽学校奏楽堂 日曜コンサート

上野恩賜公園内に、東京音楽学校(東京芸術大学音楽学部の前身)の施設だった奏楽堂があります。

1890(明治23)年に創建、1987(昭和62)年に現在の場所に移築保存、一般に公開されるようになった建物です。展示室には昔の教材や写真が展示され、様々な解説がされています。

何と言ってもお勧めなのは日曜コンサートです。これは毎週日曜日に東京藝術大学学生の演奏によるコンサートで、第1/第3日曜日はチェンバロ演奏、 第2/第4日曜日はパイプオルガン演奏されます。通常の入館料(300円)のみで演奏を聴くことが出来ます。

そのパイプオルガン演奏を聴きに行ってきました。

演奏が行われる2階のホールは歴史を感じさせてくれる由緒あるものでした。かつてこの舞台では、山田耕筰が歌を歌ったり、滝廉太郎がピアノを弾いたりしていたと言います。そう聞くと凄いですね。

正面のパイプオルガンは、1920(大正9)年にイギリスから購入された(寄贈は1928年)アボット・スミス社製で、日本最古のコンサート用オルガンということです。

由緒あるホールに響くで柔らかな音色の演奏は、なかなか聴きごたえがありました。コンサートは30分程度ですので、日曜日にちょっと時間が作れれば気軽に聴きに行けるのも魅力です。

今度はチェンバロ演奏の時にまた聴きに行きたいと思っています。

東京思考

日常の出来事や、気ままに撮った写真など。

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