江戸東京たてもの園

小金井市にある、江戸東京たてもの園に行ってきました。

江戸東京たてもの園は、両国にある江戸東京博物館の別館として1993年に作られた、歴史的建造物の復元・保存・展示のための施設で、70,000m2の敷地に様々な建造物が展示されています。

行き方はいろいろありますが、私は小金井駅と武蔵小金井駅の間を循環している小金井市のコミュニティバス、CoCoバスを利用して行ってきました。

CoCoバスは循環バスなので、行きは東小金井駅からたてもの園、帰りはたてもの園から武蔵小金井駅というルートです(もちろんそのまま乗って小金井駅へも行けます)。

さて、たてもの園という停留所から少し歩いて、江戸東京たてもの園の正面です

園内は、西・センター・東の3つのゾーンから構成されています。私は向かって左の西ゾーンから回りました。江戸東京たてもの園の名の通り、様々な建物が並んでいます。いくつかご紹介。

まずは、田園調布に1925年に建てられた大川邸。

次は、1942年に品川区上大崎に建てられた前川國男邸。
板橋区常盤台に1937年に建てられた、常盤台写真場。当時は照明設備がまだ発達していなかったため、明るさを稼ぐために大きな窓を設けた撮影スタジオ(写場)が2階にありました。

あ、建て物の外観の写真を掲載していますが、ほとんどの建物でちゃんと中にもは入れます。

建物にもどって、こちらら世田谷区岡本にあった、綱島家という農家です。江戸時代中期に建てられたものだそうです

外には梅干が干してありました。
港区赤坂にあった、高橋是清邸です。建てられたのは1902年。
高橋是清は2階の二間続きの和室を、写真で奥の部屋を書斎として、手前には布団を引いて寝室として使っていたそうです。そして、2・26事件。手前の寝室に敷かれた布団の上で高橋是清は皇道派の青年将校によって生命を絶たれました。
1652年に建立された旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)という建物で、東京都の文化財として指定を受けているものです。
さて、こちらは変り種で、ゲゲゲの鬼太郎の家を 復元 再現したものです。

と、こんな感じで、実に様々な建物が並んでいます。全部掲載してると大変なことになるので、後は建物以外のを少しご紹介します。

ワンマン化改造以前の都電7500形。

明治5年の銀座大火の後、ロンドンのリージェント・ストリートをモデルにして作られた銀座煉瓦街の煉瓦壁。

銀座煉瓦街は関東大震災で壊滅し、再度作られることはありませんでした。江戸東京博物館には工事現場から発掘された煉瓦壁の一部が展示されています。

こちらは、皇居正門石橋飾電燈。

この日は、下町夕涼みというイベントが行われていて、出店、落語、西瓜割り、盆踊り、風車づくり等々が行われていました。園内の下町中通りでは、打ち水大作戦も行われていました。
ということで、野外に実際の建物が展示され、実際に中に入ったりできるのが他の博物館とは違って面白かったです。歴史上の出来事を建物の中で再考したりするのも楽しいのではないでしょうか。

東京思考

日常の出来事や、気ままに撮った写真など。

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