「きびだんご」というと岡山の銘菓なのですが、「日本一きびだんご」という商品は、岡山のきびだんごとは全く異なるお菓子で北海道内で販売されている商品なんだそうです。
で、私が出会ったお店は、それとも別の、東向島にある吉備子屋(きびこや)というお店です。
日本で唯一のきびだんご専門店という、墨堤通り沿いにある小さなお店です。
店頭では、一人前5本にお茶がついて250円(+消費税)で食べることが出来ます。注文すると30秒くらいお湯で茹でて、黄な粉をまぶして出てきます。
私は岡山の本物のきびだんごを味わった記憶が無いので比較することは出来ませんが、これはこれで、素朴というかごちゃごちゃしてないというか、素直なお味で美味しかったです。お店のWebには、こう掲載されています。
♪桃太郎さん桃太郎さん、おこしにつけたきびだんご♪
桃太郎が鬼退治の時に携えていたきびだんごは、戦争前には子供の大人気のおやつでした。しかし今では、下町へ屋台でやって来るきびだんご屋に群がる子供の光景を見ることもありません。
この懐かしのおやつを再現したのが「地蔵坂」バス停近くの吉備子屋。昔話『桃太郎』を読んだ息子の「きびだんごが食べたい」という願いを叶えるために作り始めたものです。茶屋風の店内に置かれたリアカーで、串に刺さったビー玉大の団子が作られています。軽くゆでられた団子にはきな粉がたっぷりとかかっており、思いのほかさっぱりとした後味で飽きがきません。これも栄養価の高いタカきびで作られた団子がきな粉とマッチして程よい甘さを作り出しているためでしょう。また、添加物が一切使われていないのもおいしさの秘訣です。
なるほど、ここのきびだんごは戦前のおやつを再現したものなんですね。
それと、私の記憶が確かなら、向島百花園の門の前に屋台で売りにくるきびだんご屋さんがいるんですが、多分このお店なんじゃないかと思います。
ちなみに、お持ち帰り用もあり、店頭でもWebでも購入できます。
ま、せっかくなので、向島百花園に行ったときとかに、お店の方にちょっと寄って食べてみるのも良いんじゃないでしょうか。
■ 吉備子屋 本店
東京都墨田区東向島1-2-14
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