甘藷(さつまいも)先生 青木昆陽

昨日、クリスマスケーキをblogに掲載しましたが、和洋を問わずスイーツ好きや菓子職人の方に是非訪れていただきたいのが、甘藷(さつまいも)先生と呼ばれた青木昆陽のお墓です。場所は目黒不動尊です。

目黒不動尊は通称で、正式には瀧泉寺(りゅうせんじ)という天台宗のお寺です。寺伝によれば開山は808(大同3)年ということですので、今年で開山1201年(!!)ということになります。

JR目黒駅から歩いて10~15分、こちらが入口の仁王門です。

門をくぐって左の方に、青木昆陽碑があります。

もちろん、これはお墓ではありません。

この他にも、独鈷の滝、前不動堂、勢至堂、山不動、などなど沢山見どころはあるのですが、今回の目的は甘藷先生のお墓参りということで、正面の男坂という急な石段を登っていきます。

石段を登りきって、こちらが本堂です。
本堂の左手から裏へぬけて右へ曲がり、不動公園の前を通って歩いて行くと、 青木昆陽のお墓があります。
国指定史跡 青木昆陽墓
 江戸中期の儒者。通称は文蔵。元禄十一(1698)年に生まれ、京都の儒者伊藤東涯に学ぶ。幕臣大岡忠相の知遇を得て幕府に仕え書物方となり、のち評定所儒者。書物奉行となる。
 彼は八代将軍徳川吉宗の命により蘭学を学び、長崎に遊学し、『和蘭文学略考』『和蘭貨幣考』『和蘭語訳』などを著述する。また『蕃薯考』を著し、救荒作物として甘藷の栽培を奨励したために”甘藷先生”と呼ばれた。一方、幕命によりしばしば関東・東海地方に出向き古文書を調査・収集した。明和六年(1769)歿。行年七十二歳。
今日、さつまいもを身近に食せて、様々なスィーツにも行かされているのは、甘藷先生こと青木昆陽のおかげ、スイーツ好きの方は一度はお墓参りに行かれてみてはいかがでしょうか。

東京思考

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