ホワイトバランサー baLens

米BRNO社のホワイトバランサー『baLen』を購入しました。

既に expodiscというホワイトバランサーを持っていて、それは大きなカメラリュックに入れてあるのですが、カメラ本体+レンズ一本だけ持って出かける時にも気軽に持って行ける様に、レンズキャップ型のホワイトバランサーを買っちゃいました。

ホワイトバランサー(またはホワイトバランスセッター)というは、撮影時に白を白と認識させるために使用するものです。

白を白!? んなの当たり前じゃん、ホワイトバランスって何よ!? という方のために、簡単に解説します。

人間もカメラも、光を捕えて映像として認識するわけですが、光はその光源によっていろいろなんです(色温度が異なると言います)。例えば同じ白い洋服でもどんな光の下に居るかで色が異なってしまうんです。お日様からの直接の光、日陰、曇りの日、家の中では電球、蛍光灯、などなど、それぞれで色が異なってしまうんです。

人間の眼は非常に優秀で、そのような光の色の違いを上手に調整して、同じ様に白を白として認識します。ところが、機械はそうはいかなくて、何もしないと色の違いをそのまま記録します。

コンパクトデジカメでも一眼レフデジカメでも、ホワイトバランスという機能があります。多くの人が自動(AWS)の設定のままで撮影していると思いますが、自動調整といっても機械には限界があり、時に癖のある色で撮影されてしまいます。

そこで、このホワイトバランス、つまり白を白と認識させるための調整がホワイトバランス調整で、そのために使うのがホワイトバランサーです。

さて、実際の効果ですが、最初の写真は蛍光灯の光の下で自動(AWS)で撮影したものです。これに対して同じ蛍光灯の光の下でホワイトバランサーでちゃんと調整して撮影したのが次の写真です。

これだけ色が異なります。で、実際に私の眼がとらえていたのに近いのは当然ホワイトバランサーで調整した写真です。ホワイトバランスって大事なんですよ。

コンパクトデジカメでも、プリセットメニュー(自動、太陽、曇り、電球、白熱灯、など)が入っていますので、特に室内で撮るとき、白熱灯とか蛍光灯とかはちゃんと選んでと撮影するとより眼で見た色に近い写真になります。

また、コンパクトデジカメでも自分でホワイトバランスを設定できる機種もあるので、そういう機種をお持ちの方は、デジカメケースに白い紙(日頃使っている写真印刷用紙が良いかも)を一緒に入れておいて、それを使ってホワイトバランスを調整してあげるのも良いです。

東京思考

日常の出来事や、気ままに撮った写真など。

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