堀切菖蒲園に残る、郷倉(ごうぐら)を見てきました。
郷倉は御倉(みくら)とも呼ばれ、江戸時代に各村の年貢米を一時保管するために建てられた倉庫で、後に非常用の食糧を保管する場所として使われたものです。
この郷倉は、間口554cm、奥行455cm、高さ303cmで、主にヒノキやスギの一本角材を使い、屋根はワラ・カヤ・ヨシ等を合わせて葺きあげているものです。建設年代は明らかではありませんが、享和年間と推定されているとのことです。
当然、その当時は全国各地に建てられていたわけですが、現存する郷倉は稀で、堀切菖蒲園に現存するものも都内では唯一といわれる貴重なものなのだそうです。
■ 郷倉 (葛飾区立堀切小学校 裏)
東京都葛飾区堀切2丁目42-1
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